3つの駅を活かした使いやすく、持続可能な公共交通網を整備
光駅と室積を結ぶR188自動運転バス

山近和浩 政策・理念3つの駅を活かした使いやすく、持続可能な公共交通網を整備

3つの駅を活かした使いやすく、持続可能な公共交通網を整備

光駅と室積を結ぶR188自動運転バス

 人口減少、少子高齢化の進展により、公共交通における輸送人員の減少が顕著になっています。このまま放置し続ければ公共交通を維持するための費用は膨らむばかりで持続できずに崩壊してしまいます。

 光市の特徴は、中心部に鉄道駅がなく、自動車依存度が非常に高い点です。9割以上が通勤にマイカーを使い、世帯あたりの乗用車保有台数が全国トップクラスで、公共交通の衰退と市街地の低密度化が問題となっています。しかも、自動車を使えない世代には不便な街となっており、徒歩で利用できる生活圏(団子)を公共交通(串)で繋ぐという構想が必要です。勿論、公共交通は、日常的な移動手段として使えるレベルまで上げなくてはなりません。

 近年、著しく技術が進展する「自動運転車両」を活用することにより、運行のコストが抑えられ、買物や通院など高齢者を始めとする住民の生活の足の確保はもとより、宅急便や農産物の集荷など物流の確保、観光への活用や新たな働く場の創出などが期待されています。無人化と電動化による交通システムが実現すれば、低コストで大幅に便数を増やすことも決して夢ではありません。

 先ずは、室積駅と光駅間の国道188号線において自動運転バスの実証実験(*2)に着手するとともに、将来的には、現在進められている岩田駅周辺のコンパクトシティ(*3)の取り組みを島田駅にも発展させ、光駅も含めた市内3つのJR駅周辺と国道188号線沿いの室積・光井・島田・浅江地区の団子を串で繋ぐ、「使いやすく、持続可能な次世代交通システム」を構築していくことが求められます。

 光市は、「飲食店が流行らない」とよく言われますが、極端に移動手段をマイカーに依存している環境が影響しているものと考えられることから、公共交通での移動がしやすくなることによって、市内の飲食店もお客が増えることが期待できます。

3つの駅を活かした使いやすく、持続可能な公共交通網を整備

[用語説明]

(*2)自動運転バスの実証実験とは、国土交通省・経済産業省の共同事業として、中型自動運転バスによる実証実験が2020年7月から全国5地域で開始されています。この実証実験では、実際に客が乗車することでの事業面での検証も行なわれています。
(*3)コンパクトシティとは、商業地や行政サービスといった、生活上必要な機能を一定範囲に集め、効率的な生活・行政を目指すというものです。その形態にいくつか種類はあっても、基本的には公共交通と徒歩を利用したプランになっており、自動車を必要とする郊外での生活スタイルから離脱します。さらに、都市区域や居住区域を定め、生活圏をコントロールしていく構想です。

夢と希望 山近和浩

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